芸といえば犬のイメージが強いと思います。犬は、昔から集団行動をして、コミュニケーション能力が高いです。人間に褒められて嬉しいや楽しいというか感覚が強いためです。
逆に猫は単独行動で生活していたため、気分屋な性格で、人間に褒められて嬉しいや楽しいという感覚はありません。
しかし、正しい方法で訓練すれば、様々なトリックを覚えることができます。
猫の知識や情報を書籍をベースに更新してますので、ご参考に。
猫の魅力を一緒に学びましょう!🐈⬛
今なら!猫に関する本・マンガは「Kindle Unlimited」!
目次
猫に芸を覚えさせる方法
今回は、猫に芸を覚えさせる方法を6つに分けてご紹介します。
ポジティブな強化を活用する
猫に芸を教える際は、「ポジティブな強化」を活用することが基本です。ポジティブな強化とは、良い行動をした時にご褒美を与えることで、その行動を強化する方法です。猫は罰や強制ではなく、報酬に反応するため、次のようなご褒美を使いましょう。
- おやつ:猫の好きなおやつを少量ずつ使い、成功したらすぐに与える。
- 褒め言葉と撫でる:猫が嬉しそうにする場合、優しく褒めたり、撫でてあげるのも効果的です。
短い時間で行う
猫は集中力が長続きしないため、訓練時間は1回あたり5〜10分以内にしておきます。長すぎると猫が疲れてしまい、逆にやる気をなくすことがあります。毎日少しずつ繰り返し行うことで、猫は徐々に覚えていきます。
シンプルなトリックから始める
最初は簡単な芸から始めるのが効果的です。以下のようなシンプルなトリックを教えると良いでしょう。
- お手:猫の前に手を差し出し、おやつで誘導して「手」をのせさせます。成功したらすぐにご褒美を与え、声で褒めてあげます。
- おすわり:猫の頭の上におやつを持ち上げ、後ろに自然と座るように導きます。座った瞬間に「おすわり」と声をかけ、成功したらご褒美を与えます。
- ジャンプ:おもちゃやおやつを使って、椅子やテーブルなどの高さの違う場所を行き来させることで、ジャンプを教えることができます。
クリッカーを使う
猫が特定の動作を成功させた瞬間を正確に伝えるために、クリッカートレーニングを導入するのも効果的です。クリッカーとは、ボタンを押すと「カチッ」という音が鳴る道具で、成功した瞬間に音を鳴らしてからご褒美を与えることで、猫は「カチッ」の音が成功の合図だと理解するようになります。
一貫性を持つ
トリックを教える際には、言葉やジェスチャーを常に一貫して使うことが重要です。例えば、「お手」を教える場合は、毎回同じタイミングで同じ言葉をかけることで、猫が言葉と動作を結びつけやすくなります。
猫の気持ちを尊重する
猫は自分の気分によって行動が左右されやすいため、無理強いをしないことが大切です。猫が興味を示さない時や疲れた時には、すぐにセッションを終了し、また次の機会に挑戦しましょう。
まとめ
猫に芸を教えるには、飼い主の忍耐と愛情が必要です。短い訓練を通じて、猫にポジティブな経験を与え、少しずつトリックを覚えさせることがポイントです。